革靴のエイジングとは?
- 2024/06/19 15:17
- カテゴリー:靴
革靴は使用を重ねることで、時とともに独特の風合いを醸し出します。この経年変化を「エイジング」と呼びます。エイジングにより、革は弾力性を失いしわができたり、色が変化したりします。この変化は、革靴に味わい深い表情を与えます。
革靴のエイジングは、主に次の3つの要因によって起こります。
1. 紫外線
紫外線は革に含まれるタンパク質を分解し、色素を変化させます。これにより、革は日焼けし、次第に色が濃くなっていきます。
2. 摩擦
摩擦は革の表面を傷つけ、しわやへこみを形成します。また、摩擦により革の表面の油分が取り除かれ、乾燥するようになります。
3. 湿気
湿気は革に水分を吸収させ、柔らかくします。しかし、湿気が多すぎると革が膨張して型崩れしたり、カビが発生したりすることがあります。
革靴のエイジングは、履き方やお手入れ方法によって異なります。以下に、エイジングを促進するいくつかのヒントをご紹介します。
なるべく頻繁に履く
適切に手入れする
直射日光や雨にさらさない
湿気の多い場所に保管しない
エイジングは、革靴に独特の個性を与えます。履き込むほどに愛着が湧き、長く愛用できるようになります。ただし、エイジングには時間がかかります。気長に変化を楽しみながら、革靴を育てていってください。
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